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〜漢方薬は効くのか?〜
西洋医学と比較すると漢方には、さまざまな至らぬ点もあります。
病気の診断法一つを見ても、今日の西洋医学の極めて科学的な診断の方法とは到底太刀打ちできません。
又、病原を極め、病巣をつく点でも、西洋医学は高度な技術を見せているし、外科的手術においてもそうです。
しかし、西洋医学は局所の病気に対しての治療法は発達しているけれども、
体全体から病気を見る点では不十分なこともあります。
また慢性病とか、原因のはっきりつかめない病気に対しても力が弱いこともあります。
この点で体全体から病気を考えるという 漢方の良さを否定することは出来ません。
口臭、鼻臭がある方はほとんどの場合熱を訴えます。臭いと熱は深いといえるでしょう。口臭では、唾液が不足した状態の口渇が原因にもなります。アレルギー症状のある人はこれを悪化させます。熱は臭いを増加、または倍加させてしまいます。東洋医学的に診れば、熱そのものが原因であるともいわれております。。漢方は病名だけではその薬が判断しにくいものです、必ず漢方薬局などで相談しましょう。
【胃熱】
黄連解毒湯、防風通聖散、平胃散etc
【肺熱】 辛夷清肺湯etc
また、臭鼻症に効くとされているモリ蓄膿錠(大杉製薬)という薬があります。ここに書いてある萎縮性鼻炎、臭鼻症について書きましょう。ここではこれらの病気は別物ととらえているようです。
【萎縮性鼻炎】
上、中、下の鼻甲介そのものも、鼻腔の粘膜も痩せて、鼻腔中が広くなりすぎるので、鼻腔のカベについている粘着性の分泌物は乾燥してカサブタになり、そのカサブタに細菌が感染するので臭くなってきます。さいわい嗅覚には以上はありませんが、よい治療法がないようです。
【臭鼻症】
ひどく鼻がくさいので周囲の者に嫌われる病気です。体質の遺伝とか、ホルモンが関係するとかいわれていますが、たしかなことはわかっておりません。なぜか女性に多いのですが、根気よく治療すると、ほとんどわからぬくらいに軽快しますから、あきらめたり、放っておく手はありません。 なぜこの病気にこの薬が効くのかは謎ですが、よくなるらしいです。
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