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萎縮性鼻炎
エンテロバクター菌(食中毒菌)は管系細菌の中にKlebslella族に属し
エンテロバクター・クロカエとエンテロバクターアエロゲネスの2種に分けられる
臭鼻症や鼻硬腫より分離される病原菌である
さて、エンクロバクターとはヒトの腸管内常在細菌叢を形成するグラム陰性桿菌で
自然界の土壌、水に存在するが、病院環境では、流しやその排水口など湿潤箇所からしばしば分離される
人に対する病原性は弱いがエンテロバクター・クロカエ・アエロゲネス、エンテロバクター・アグロメランス
などが、感染防御能力の低下した患者において感染症の原因菌となりうる
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慢性炎症の長い経過の後、血管炎を主体とする炎症の後遺症として萎縮性鼻炎が起こります。粘膜の萎縮だけが主な変化である単純性とかさぶたと悪臭のある真性とに分けられます。
単純性の症状は合併している副鼻腔炎の症状が主なものです。しかし萎縮が高度だと呼吸のリズムが乱れ、仮性鼻閉を起こします。真性ではかさぶたのため鼻内異物感と鼻閉じ、頭痛があり、本人は臭いを感じませんが悪臭のため社会、家庭生活に問題を起こすことがあります。
軽い単純性は合併している副鼻腔炎の治療をします。萎縮が強いと鼻粘膜下に自分の骨、プラスチックなどを入れて鼻腔をせまくします。
真性は非常に少なくなり、その原因は栄養がよくなったためと考えられています。局所の治療と同時に栄養の改善が必要です。局所の治療は鼻洗が友好ですが、治癒するわけではありません。粘膜表面が皮膚様に編成していると、上顎洞粘膜を鼻腔に移して拾い鼻腔をせまくすると同時に鼻腔をうるおすことが最も良く、鼻内をせまくしただけでは不十分なのです
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