 | 治療の基本は保存療法といって、まず外来で数ヶ月治療してください。それで、臨床上改善しないとなれば次ステップで、保存手術となります。それでも改善しない場合は根本手術となります。今の医療はできるだけ保存的に生体の機能を回復させようとするものですから、手術で一気に雨から、晴れになったということにはなりません。特に術後の後療法は手術以上に大切です。粘膜の機能がいかに回復するかの観察は非常に大切で、術後最低半年から一年は必要です。 鼻臭症で悩むかたは、ノイローゼとか言われるのが非常に心配するのが普通だと思いますが、もし本当に匂っているなら、神経内科の担当医師に匂わせて証明させるくらいの勇気をもつことも大切だと思います。 実際匂っていれば、神経内科からまた耳鼻科に差し戻しということになり、やっと医師と患者が同じ方向にむかって治療が始まるのが普通です。 そういう方針を立てないような、耳鼻科医がいるとすれば、さよならしたほうがよいと私は経験上思います。 最後にすぐ手術ではなく、まず保存的に最低2〜3ヶ月治療されてはいかがでしょうか? やるきのある医師なら3ヵ月後に、再度画像診断して効果の検証をしてくれますよ。 がんばってください。また、神経内科に偏見は持たないほうがいいです。 一人悩み疲れることにナンセンスを感じてください。
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